2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

展示現場

何処を制作完了とするか…? これは展示現場になります。 現場でこれがどのように見えだすのかで最後まで変化するでしょう。

道具を知る

この筆の形はどうしてこの形なのか?! それを理解しようとすると上達につながります。 この筆がこの形になってどれぐらい経っているのか調べないとはっきり分かりませんが、この形は意味を持ってますから…。道具を知る大切さに気付きます。

ハラハラさせる魅力。

彼女は画材に負荷をかけない優しい使い方をします。 ですから当然出来るものは、一定の水準を保ちます。 安心出来ます。 ですが、今日は反則技のオンパレード。 これで良いのです。優しさを知っているから強引さを知ることができ、生かせる。 ハラハラさせる…

詰めの作業

作品制作の最後。詰めの作業に入っています。 この段階で作品の完成に左右することを教える私は何も言えません。 言えるのは、作者が知らないことを質問されたら答えたり、視野が狭くならないように促したり…。 なぜなら、作者は彼女。私が好みや思いつきで…

呼吸

深呼吸しながら気持ちを整え、一息で描けるだけの線を引く 一呼吸がひとつの単位。 自分のリズムで制作出来るのが一番心地よいのですが、自分のリズムを知るというのはなかなか難しいものです。 制作に煮詰まったら、違ったリズムに挑戦するのも楽しいもので…

制作すれば変化する。

ステップ 2数日前まで静物を描いていました。 人物は骨や筋肉。それに伴う動き(流れ)をひとつの固まりの中で表現することが求められます。 とは言っても基本は一緒。 自分が持つ能力を利用すれば、そこそこ納得のいく所までは描けるはず。 数日戸惑って、…

ふわふわ軽い粘土で作ってます。 この感触と軽さが心地よいそうです。 手の中でこねすぎると、手の温度でひび割れしてきます。でもそんなことよりこの粘土の感触を十分に味わうことが何より大切です。 手で覚えることは以外に多いし、忘れないものです。

つなぎ姿

赤が先生、オレンジが生徒さんです。 当アトリエにはいろんな生徒さんがいて、制作方法もさまざまに違います。 これは、はがれなくなったマスキングテープを協力してはがしている様子です。 こんな感じで日々制作が行われています。

常識の範疇

通常我々が知る常識的な大きさや数があります。 同じ形状のものでもその常識の範疇を超えてしまうと、人は混乱し脳みそを整理しようとします。 そのような作品と見る者のやり取りも面白いものです。 さて彼女は何をやるつもりなのか?

追いつめる。

「さすがに手が痛い」と彼がいいまいた。 そうだろうなぁと思います。 手どころか、全身が痛いし疲労感が体に乗っかって大変なはずです。 3mの大作を一気に制作している彼は今自分の持てる力の全てを出そうとしています。 すごくエネルギーが必要で、体も頭…

絵の具の厚み

油絵の具は同じ色でも絵の具の厚みによって見え方が違ってくるのを利用しながら描き進めることがよくります。 いろいろ試しているうちに分かってくることが多い画材なので、いろいろやってみるのが良いです。 遠回りしていると思えることが実は近道だったり…

押したり,引いたり

互いの新たな一面に気付き、自身の新たな一面にも気付き、制作はつながっていきます。 発表する機会が来るまでは、作品を見ない方が面白いと思います。 発表の時、二人の制作時の会話やつぶやきを流したい思いにかられます。 作品は大きいです。 早く広げて…

掴む

彼女のためらいのない線は印象を掴みます。 バランス云々の問題だはなく、印象を掴むのです。 実はこの写真は今まで使い慣れた鉛筆の固い線ではなく、腰のないぼろの筆の線。 はじめ線を引くリズムを掴めずにいましたがこの写真の後、やはり、掴みました。 …

今、今、今の繰り返し。

「描けば描く程良くない所が目について…。」と彼女が言いました。 それは、急速に上達しているからです。 まだ具体的な描写が必要な制作をしだして数ヶ月。 確実に昨日の自分より、今日の自分のほうが描写力がついている訳で、昨日見えなかった部分が見えて…

見ようとしても見えなかったものが見えてくる日

昨日までの自分は足下ばかり見て、坂道を上っていたのではないかと思う程、突然視界が広がり、見ようとしても見えなかったものが見えてくる日が必ずやってきます。 特にこのようなデッサンの場合は練習がものをいう訳で、いくら頭で分かっていてもその日が来…

遠慮は禁物!

共同制作をしています。 一人の原画に別の作者の線が遠慮なく走り回り、木炭の線は最終的に体の動きが心地よく伝わる画面を作りました。 さらに、ここから原画を描き起こしますが、初めに原画を描いたときとはイメージが異なってきます。 そこで、瞬発的判断…

線が魅力的な二人の潜在的能力

体の使い方は異なりますが、二人とも全身をすべて使い線を引きます。 表現をするのに全身が使えるというのはすごく有利になります。 ただ、誰かをお手本にし過ぎると無理な体の使い方をし、変な癖がついてしまいます。 なぜなら、この二人を例にあげると、体…

記号

記号は意味を持ってます。 それを幾重にも重ねるうちに、記号の意味は薄れ、記号の持つ美しい形が色とともに引き立ってきました。 さてこれからどう変化するのか。