2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
当アトリエは受講者が何をどのように制作するかということを相談しながら決めていきますので、絶対デッサンをとか絶対油絵をということはありません。 しかしこの作者は絶対デッサンがしたいという強い意志をもって受講しています。 そこで彼が使用している…
作品制作において画材を自分やり方にあわせようとする人と、 出来てきた作品や画材の性質に自分をあわせようとする人がいます。 彼女は後者。 この作品、素材はどこにでもあるシンプルなものばかり、しかし、なかなかここまで素材の特性を引きだすことは難し…
鉛筆と紙が擦れる感覚を味わいながらさまざまな線を覚えていきます。 『この紙にこの筆はおもしろくないです。』と作者は言いました。手に伝わる感覚が薄いため物足りなかった様子です。 紙の摩擦が伝わる筆に変えました。
足を投げ出したポーズを正面から描くのは難しいですがデッサンやクロッキーをするとき避けては通れないポーズです。 平面に空間を再現していることを心底実感するごまかしのきかない作業が待ち受けています。 逆に言うと、今まで曖昧にしていた部分がもろに…
同じサイズ、同じ形のものに制作していると手慣れてしまって知らず知らずのうちに作品をまとめようとしてしまいます。 そこでハプニングが起こり易い状態を作りだすことが必要になってきます。 この場合は四角柱にコラージュしています。 四面すべてをひとつ…
大きな動きを捕まえて線にスピードの強弱がつくようになってきました。
擦って擦り込んで、、擦って擦り込んで、これ以上無理だと材料が訴えてきても、擦って擦り込んでを繰り返す。 するとたまらず、材料の質感がかわってくる時があります。 勘違いしてはいけないのは、無理強いしてはならないこと、『材料が無理だ、無理だ』と…
形や色を重ねていくのは、下にある気に入った部分を消してしまうような気がして怖いものです。 しかし、一度やった行為が完全に消えることはまずありません。 重ねるうちに、今までの形や色が逆に引き立ってきたり、新たなものを生かしたり、それが面白かっ…
自分にあったオイルの調合や絵の具の乾く速度を考えた調合を探していくのは楽しいです。
年に一度の個展に備え、力を整える時期をこしたようです。 この水張り仕立てのパネルから次は何が生まれるのか…!?
昨年夏から、当アトリエで制作している作品がさまざまな会場で発表される機会が多く、 会場で作品を生で見て欲しいとの思いで更新を控えていました。 また、再開します。 よろしくお願いします。